ス ギ ナ
夏緑性の中型のシダ。 光合成をして成長する栄養茎が「スギナ」で,胞子を作る胞子茎は「ツクシ」と呼ばれます。 川土手のツクシとりは春の風物詩としてよくニュースにもなります。 栄養茎(スギナ)は高さ20〜40cmになり,径が3〜4mmで,葉が輪状につきます。ツクシより遅れて地上に芽を出し,秋には枯れます。地下には長い地下茎が張り巡らされ,取っても取っても根絶できないやっかいな雑草として嫌われます。 胞子茎(ツクシ)は早春に芽を出し,高さ10〜30cm程になりますが,胞子を放ってしまうと枯れて無くなってしまいます。 北海道から九州までの畑や市街地,道ばたなどどこにでも生えますが,九州南部になると少なくなるそうです。確かに,私の生まれ故郷の,九州の沿岸部にはあまり生えていなかったと思います。そのため,これを食べるという風習がなく,おいしいのかどうかよく知りません。 瀬戸町では,川土手や畑の脇などでよく見ます。 写真はいずれも2009/04/07高浦 |
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