オオカグマ
常緑性。 一緒に写した帽子と比較してわかるように,とても大きなシダです。葉柄は長さ20〜50cm,葉身は長さ30〜80cm,幅が25〜40cmほどもあります。 葉は2回羽状中裂で,胞子嚢群は裂片の中肋に沿って並ぶという珍しい形です。 この大きさと形,胞子嚢の付き方から他種と間違えることはまずないと思いますが,これまで広島県東部で確認されたことは無いようです。もしかすると中国地方では最東部での確認かもしれません。 ただ林中に入り込んでさがしても,今のところこの一株しか確認できませんでした。広島県西部から徐々に分布をひろげつつあるのかもしれません。 日本では紀伊半島・中国地方西部・四国・九州に分布し,平地から低山地のやや乾燥した林下に生えるようです。 写真は,いずれも2019/04/11彦山山中 |
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