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イヌカタヒバ                                   

イワヒバ科

常緑性ですが,年中こんな色をしています。

葉身状の部分は広卵状三角形で,長さ12〜25cm。

葉には2形ありますが,背葉と呼ばれる小さな葉の先端が芒状に尖り,縁に鋸歯があります。類似したカタヒバでは,背葉の先端が芒状にならず,縁に鋸歯がないので,見分けることができます。

本来,石垣島や西表島などの八重山諸島,国外では中国・ベトナム・台湾・フィリピンに分布し,岩上または樹幹などに生える種ですが,近年サツキの鉢につくなどして庭に広がったそうで,現在では野外でも見受けられるようになっています。今回は小立の水路のコンクリート護岸に生えているのを見つけましたが,元枝の水路でも同様な環境下で確認しています。

写真は,いずれも2024/03/02小立