傘は径7〜20cm。初めは半球形で,広まんじゅう形からほぼ平らに開きますが,中盤部は最初から平坦です。 表面は初めは一様に帯紫褐色の繊維に密におおわれていますが,傘が開くにつれて表皮が裂けて鱗片を生じ帯白〜淡ピンク色の地肌が出てきます。ただし,中盤部は暗紫褐色のままで鱗片は生じません。 肉はやや厚く白色で成熟すると多少紫褐色を帯びます。 ひだは隔生で初めは白色ですが,ピンク色から黒褐色に変わり,かなり密です。 柄は長さ9〜20cm,径1〜2cmで下に行くほど太まり,白色です。上部はのちに淡紅色を帯び,つばより下は綿くず状のささくれに包まれます。 つばは柄の中部〜上部について大型で白色です。 夏〜秋に種々の林内の地上に群生します。 日本と北アメリカに分布しています。 写真はいずれも2022/10/10彦山 |
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