トップページへ

 瀬戸町の菌類へ
ツガサルノコシカケ               
タコウキン科

傘は幅10〜30cm,大きいものでは50cmに達するものもあるそうです。
表面は灰褐色〜灰黒色で十分に成長したものではニス状の光沢のある赤褐色帯があり,さらに黄白色の若い発育部で縁どられます。
下面は黄白色。管孔は多層で孔口は円形です。

発生の初期(下段)は,白い半球体のこぶ状で,表面から多数の水滴を分泌します。

針葉樹(マツ,モミ,ツガなど)の立ち木や倒木に発生し,材の褐色腐れをおこします。今回は切り株に生えていたのですが,元の木の種類はわかりません。
多年生で年々成長していきます。

日本全土,北半球温帯以北に分布しています。

写真はいずれも2022/10/08枠田