トップページへ

 瀬戸町の菌類へ

クサウラベニタケ                 

イッポンシメジ科

傘は径3〜8cm。やや鐘形から中高の平らに開き,表面は平滑でねずみ色。乾けば絹上の光沢を表します。

ひだは初め白色ですが,後に肉色となります。やや密で直性ですが,のちに柄から分離して深く湾入します。

柄は長さ5〜10cm,径5〜15mm。ほぼ上下同大ですが,下方がやや太まって,ほぼ白色で中空。もろくて,少し力をいれるとすぐに崩れます。

夏〜秋,広葉樹林内の地上に群生します。

食用になるホンシメジやウラベニホテイシメジと間違えて食べられ,中毒することが多いそうなので要注意です。死亡することはまれだそうですが,食後15〜30分後に激しい吐き気,嘔吐,腹痛を伴わない下痢などの症状が出るそうです。

北半球一帯に分布しています。

写真はいずれも2022/10/08枠田