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コゲチャイロガワリ        

イグチ科

傘は径4〜9(15)cmで半球形。開いたら平たいまんじゅう形になります。表面は乾燥し,ややビロード状で暗褐色。肉は黄色です。
管孔は離生し,長さ5〜8mm。黄色でのちに帯緑黄色になります。

柄は長さ4.5〜8cm,径2.7〜1.2cm(基部はやや太くなり1.3〜2cm)。

傘も柄も傷つくとすぐに暗青色に変わっていくことから「イロガワリ」の名がついています。

実はイロガワリという別の種もあります。私には判別が難しいのですが,イロガワリの管孔は直生で,これよりもっと柄についている部分が広いこと,孔口(傘の裏)の色がもっと明るいことなどから,今回はコゲチャイロガワリとしました。

夏〜秋にシイ・カシ林やクヌギ・コナラ林の地上に群生します。今回はアベマキやコナラが主の雑木林の地上で見つけました。

関東以西に分布しています。

写真はいずれも2022/10/08枠田