プラナリア(ナミウズムシ)
体長20~35mm。 体は扁平で,頭部は明らかな三角形を示し,2個の黒色半月形の眼を持ちます。 清水の流れる小川の石をはぐって裏を見ると,上段の写真のように,へばりついています。急に明るくなって驚くのでしょう。すぐに動き出すので,その存在が確認できます。 この生き物は,かつての高校生物の教科書には必ず載っていました。1つはその再生能力の高さについてです。2つに切ったら2匹に,4つに切ったら4匹になって蘇るのです。下段の左は後半身が切れてありませんが,再生しつつあります。同じく右は頭部がありませんが眼が再生しようとしています。 もう一つ教科書には負の光走性 という性質で取り上げられていました。とにかく光を嫌って暗い所へ逃げ込もうとします。そのため,飼育する際には隠れるための石などを入れてやります。 餌として生のレバー片などを入れてやれば,それにおおいいかぶさるようにして,体の中央部にある口から汁を吸います。生き餌のアカムシやイトミミズも好んで食べますから野外ではこのようなものを食べているのでしょう。 写真は上段2023/05/01志田原 その他は自宅で撮影 |
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