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セスジユスリカ           

ユスリカ科

体長約6mm。

体色は緑色で,背中に褐色の3本の筋があります.
触角の形から,上段が雄で中段が雌だと思われます。

幼虫は有機物の多い溝などの底の泥を集めて管を作りその中に潜んでいます。泥をよけて取り出したものが,下の写真ですが,全身が赤く,一般に「アカムシ」と呼ばれています。小魚が喜んで食べるため,よく餌として使われます。私もイモリやサンショウウオの幼生を飼育する際にはこれを与えました。

一見して汚いドブのような所の泥を一すくいすると中に莫大な数の大小の幼虫が潜んでいることがあります。これらが食べる有機質はかなりの量に及ぶと思われ,これらが他の動物の餌になることにより水の浄化に貴重な役目を果たしています。成虫もツバメの餌になるなど,その存在価値は高いです。

北半球全域に分布しているようです。

写真は
上段2022/05/31
中目2023/03/18
下目2022/04/22
いずれも高浦