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セトウチサンショウウオ 

                        

サンショウウオ科
全長7〜12cm
かつてはカスミサンショウウオと呼ばれていたものが,検討の結果細分化されて当地のものはセトウチサンショウウオとよばれるようになりました。
サンショウウオと聞くと「オオサンショウウオ」のことを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、本種のような小型の種の方が多いのです。ただ、普段は山の中の沢に近いところの落ち葉の下などにじっとしていることが多いため目につかないので認識されていないようです。
福山市内で私が初めて見たのは,蔵王山中腹の水が湧き出るところでした。
瀬戸町にも生息しているのではないかといろいろ探したのですが,2009年早春に志田原の水田の脇で卵塊を見つけることができました。そして2011年猪之子の池に入り込む沢で中段写真のような卵塊を見つけ,半分持ち帰ってふ化させたのが下段,それが成長したのが上段というわけです。成長したものを数匹最終地点に返しましたが,その後新しい個体も卵塊も見つけきれていません。絶滅していないことを祈っています。

写真は上2011/08/19自宅で飼育中
    中2011/04/09山の中
    下2011/04/15自宅で飼育中