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ナガオカモノアラガイ     

オカモノアラガイ科

殻高12.5mm,殻径6.5mm,巻き方は2+1/2層。
殻は長卵形,淡褐色で薄く,光沢があります。
殻口が大きく,本体は殻の中に収まりきれません。

これまで「オカモノアラガイ」だと思ってきましたが,「オカモノアラガイ」は北海道にしか生息せず,本州のものは「ナガオカモノアラガイ」か「ヒメモノアラガイ」であることを初めて知りました。

ヒメモノアラガイはこれほど殻口が広くなく,殻がもう少し膨らんでいるようです。広島県にはヒメモノアラガイも生息しているようですが,今のところ瀬戸町では本種しか確認していません。

モノアラガイと違って水の中ではなく,その周辺の草の上などにいます。今回は休耕田のセタカアワダチソウの上にいました。後日よく見ると,その田のコンクリート製の畔にもたくさんついていました。

分布域は関東以西の本州です。

写真はいずれも2024/06/26高浦