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ウスバカゲロウ
         

 ウスバカゲロウ科
前翅長♀36mm,♂45mm程度。
透明な翅をもち,トンボに似ていますが,トンボほど上手には飛ばず,少し飛んではすぐにとまります。触角は黒色で角のように伸びています。体は黄色で頭部・胸部の背面は黒色でした。脚も黄色ですが,跗節は黒色。
幼虫はアリジゴク(下段)として有名です。成虫は6~10月に出現します。
山道の脇のササにとまっていました。
写真は2024/08/06彦山
体長は約1cmほど。

雨のかからない床下などに,写真のようなスリバチ状の穴を掘ってその下に潜んでいます。ここにアリなどの小昆虫が落ちかけると,下から大あごで砂をかけて落し,捕まえて食べるそうです。


何種類かいるようで,種名は確定していません。幼虫を捕まえてきて自宅で飼育中ですので,うまく成虫になったら,同定したいと思います。(残念ながら羽化させることができませんでした。)

北海道~沖縄まで分布し,広島県でも広い範囲に生息しているようですが,福山市からはこれが初記録かもしれません。


写真はいずれも
2023/08/16福井八幡

アリジゴク
(ウスバカゲロウ類の幼虫)