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ツマグロツツカッコウムシ     

カッコウムシ科

体長7mm内外と図鑑にはありましたが,中段の写真のように,この個体は約11mmと大きめです。ただ,他のwebサイトにも11mmだったという記事があったので,個体変異の範囲なのかと思います。

頭部と上翅および腹部の末端が黒で,その間が橙黄色という特徴的な配色の上,筒状の体形をしているので他種と間違えることはほぼありません。

「カッコウムシ」は漢字で「郭公虫」と書くようですが,由来は判りません。

カッコウムシ科の昆虫は幼虫が朽木などにいる他の虫を食べ,成虫は朽木やキノコを食べるそうです。

本種は夜行性なのか,灯火にひかれて飛んで来たところを観察された例が多いようです。今回も公園のトイレの明りの下にいるのを見つけました。
本州・四国・九州・沖縄に分布しており,広島県でも各地で確認されています。

写真はいずれも2022/08/25小立