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キアシトックリバチ                     

ミカドトックリバチ            

ドロバチ科

体長10〜15mm。

黒色でやや光沢があります。斑紋は黄色ですが変化に富みます。

この仲間は,子どもを育てる巣を,泥をこねて,とっくりのような形に作るので,トックリバチという名前がついています。
今回は,まだその巣を見つけていません。
見つけ次第,このページに上げたいと思います。

国内では、北海道から九州まで生息しています。

広島県では全県的に生息しているようです。






写真は,2018/08/13志田原
 
ドロバチ科
ドロバチ科

ス ズ バ チ                     


体長18〜30mm。
黒色で頭楯(見た目には鼻筋),前胸背,小楯板,第1・2原節腹の後縁は橙黄色。すぐ上のオオフタオビドロバチに似ていますが,第1腹節がギュッとくびれているところが違いますね。

木の枝や石面に複数のとっくり状の巣を作り,最後にそれらをまとめて泥で固めるそうです。

今回2匹が重なってシソの花に来ていましたが,飛ぶときも重なったままで,まるでトンボの連結を思わせます。ちなみに,この2匹の雌雄は,頭楯が黄色い上になっている個体が雄だそうです。

日本全国に分布し,広島県でも全県下に生息しています。

写真はいずれも2018/09/15高浦
    

体長10〜15mm。

これもまた上の2種とよく似ていますが,脚(肢)が黄色であるところが明らかに違います。

本種は草の茎に泥で丸いとっくり形の巣を作るそうです。そのために河原などの開けた草地を好み,シャクガやメイガ,キチョウなどの幼虫を狩るそうです。


本州にだけ分布しています。広島県での記録は多くなく,福山市ではこれが初記録かもしれません。





写真はいずれも2021/08/07猪之子
    

ムモントックリバチ          

ドロバチ科
体長10〜15mm。
黒色で光沢は鈍いようです。
上記種とよく似ていますが,背面は斑紋が違ったので別種ということにしました。
上の種と同様にとっくり状の巣を作ります。
今回,幼虫の餌となるシャクトリムシを狩っていたところを撮影しました。
広島県では全県的に生息しているようですが,上記種より採集例は少ないようです。

写真は,2018/08/13志田原