体長22〜30mmで名前の通り小型のスズメバチです。
街中でも見られ,いろいろな昆虫を狩って食べています。
巣は瓶のような形をしていますが,中には6角形の筒を集めたアシナガバチの巣と同じようなものが入っています。

 
 オオスズメバチと大きさ以外はよく似ていますが,腹部第1節前縁が赤褐色であることと触覚のすぐ下の頭楯という部分の形の違いで見分けられます。





写真は上中段2016/07/02高浦
    下段2020/09/20高浦
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体長♀25〜28mm。
黒色で黄色の斑紋が多い。他のハチに比べると黄色い部分が多いため,明るく見え,見分けがつきやすいです。

主に,ハエやミツバチなど他の昆虫を捕まえて食べますが,花の蜜やジュースの飲み残しなどもよく吸うようです。
今回は,ノウゼンカズラの蕾に来ているところをみつけました。
巣は,最初は樹洞など狭いところに作りますが,手狭になると軒下などの広いところへ引っ越すそうで,いきなり大きな巣ができることもあるようです。
攻撃性が強く,特に秋には注意が必要です。

本州・四国・九州分布し,広島県でも全県下に生息しています。

写真はいずれも2018/06/07高浦

オオスズメバチ          

スズメバチ科

キイロスズメバチ          

スズメバチ科
スズメバチ科

コガタスズメバチ          


体長27〜45mm。
日本産のハチ類では最大です。
上のコガタスズメバチの写真と見比べてください。第1腹節前縁が黄色です。また,頭楯の形が違います。

普段は単独で昆虫やクモなどを狩りますが,数が増える秋になると集団でミツバチの巣を襲うことがあるそうです。また,樹液や花の蜜に来ます。写真はヤブカラシの花に多くの個体が集まって,蜜を巡って争っているところです。

巣は主に地中や樹洞などとされていますが,近年建物の中にも営巣したという報告があるそうですので要注意です。



写真はいずれも2020/09/20高浦