シバカワコガラシアブ
![]() |
体長8〜10mm。 腹部が丸くダルマのような体形です。 体は黒藍色で,黄色の軟毛が密生しています。特に胸部と腹部基部の毛は長くなっています。前面は複眼におおわれ,複眼の毛は暗褐色です。 触角は前面のほぼ中央にあり,第1・2節は短小で第3節は細長く刺毛状になっています。 肢は細く淡黄褐色で,爪は暗褐色です。 グリーンライン下の沢でたくさん飛んでいましたが,止まってくれないため,生きた様子は撮影できませんでした。生態については図鑑には書いてなく,ネット上で探したところ,「メスがクモの体表に卵を産みつけ,ふ化した幼虫はクモに寄生して生きる」という記述を見つけました。 本州・四国・九州に分布しています。 広島県では北部・西部で確認されていますが,頭部での記録はこれが初かもしれません。 写真はいずれも2025/04/19グリーンライン下の沢で採集個体 |
![]() |