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セスジナガキマワリ                  

ゴミムシダマシ科

体長9~12mm。
体は黒褐色~濃褐色,触角基半と末節・頭前方・口肢・腿節基半・脛跗節等はいくらか淡くなります。
前胸背は粗く点刻され,鮫肌状になっています。上翅は粗大な点刻列が条溝となり,その間(間室)は1行おきに強く隆起しています。

ハネナシセスジキマワリという本種にそっくりな種があるようですが,この個体には明らかに飛ぶための下翅が備わっていましたので,セスジナガキマワリだと判断しました。

成虫は木の皮などをかじるそうで,今回も夜間,コナラの幹についているのを見つけました。

本州・四国・九州・奄美大島に分布しており,広島県では府中市での記録がありますが,福山市では初記録かもしれません。

写真はいずれも2021/07/19小立採集,後日自宅にて撮影