ノシメマダラメイガ
前翅長5〜8mm。 全体に紫赤色ですが,前翅の基半部は淡い黄色です。後半部にはところどころに鉛色の斑紋があります。 貯蔵穀物の害虫として有名です。幼虫が米粒などにもぐりこんで食べ,下の写真のように白い糸をはいてその中で蛹になります。人は,羽化して米櫃の中にガが飛ぶようになって,虫にやられたことに気が付きます。この時にはもう次の卵が産みつけられている可能性があります。10℃以下では活動しないということなので,農家の人は玄米を専用の冷蔵庫に保管します。 今回は我が家の米櫃(こめびつ)から出現したものを見つけました。玄米が少ししか残っていなかったので,被害は大きくありませんでしたが,米櫃の中は完全に空にして洗いました(卵を残さないため)。 国内全域のみならず前世界的に分布し,厄介な害虫になっています。 写真はいずれも 2022/09/13高浦 |
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