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ネグロミノガ?            


蓑の長さが2〜3cm程度です。
中の幼虫の頭部は淡黄色で黒褐色斑があります。この斑紋からネグロミノガだろうと判断しましたが,手持ちの図鑑には幼虫の図が載っておらず,ネット上の数少ない写真からの判断なので,間違っているかもしれません。

ネグロミノガは,イネ科植物等の細い茎を短く切って縦につけるということですが,この枯れた植物がイネ科かどうかは分かりません。食草は各種の草木の葉ということです。

今回はコンクリート製の電柱についているのを見つけました。成虫は10月中旬に出てくるということですから,これから蛹になるために電柱に来たのかもしれません。

本州・九州に分布しており,広島県では三次市,府中市,呉市,廿日市市から記録されていますが,これらは成虫の記録だと思います。


写真はいずれも2025/04/18猪之子

クロツヤミノガ?            


蓑の長さはネグロミノガとほぼ同じです。
中の幼虫の顔を見てみると斑紋が違いますね。黒褐色斑が小さく,数多くなっています。
また,蓑に短冊状の茎がついていません。
餌はブナ科,ニレ科,バラ科などの樹木に加えてコケも食べるなどかなり広食性です。

今回はコンクリート製の電柱についているのを見つけました。成虫は5〜6月に出てくるということです。
本州・四国・九州・南西諸島に分布しているようですが,なぜか,広島県昆虫誌には記載されていません。
同定に自信がなくなります。

写真はいずれも2025/05/05彦山
ミノガ科