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ムラサキシジミ              

シジミチョウ科

小型のチョウ。

表は淡青色〜紫青色で黒い縁取りがあります。裏は灰白色〜濃褐色で、不規則な斑点や帯が現れます。

表の写真を撮るのに,2年かかってしましました。青色の美しさは何ともいえません。こんなにきれいなんだから隠さずいつも見せてくれればいいのにと思います。

幼虫の食草はアラカシ、コナラなどブナ科の樹木で、成虫は樹液やアブラムシの分泌液を吸います。

分布は東北地方南部から沖縄までで、広島県内では沿岸部から中国山地まで生息しています。
瀬戸町では、一番組で確認しました。

写真上,中2014/07/26一番組
下2016/09/11一番組
    
 
シジミチョウ科
上のムラサキシシジとよく似ていますが,こちらの方がやや大き目です。

翅の裏の斑紋がこちらの方が濃く,はっきりしています。翅の表は,雄では濃い紫色でムラサキシジミのような青い色が出ません。雌ではムラサキシジミと同じように青い色が出ています。見分けるポイントは,こちらの後翅には尾状突起があることです。

食草はマテバシイ,シリブカガシなどブナ科植物の中でも暖かい地方に生える樹木です。

分布域は本州西部・四国・九州・南西諸島ですが,温暖化に伴い,範囲を広げているようです。広島県では南部の広い地域に生息しています。

写真はいずれも2023/09/11高浦

    
 

ムラサキツバメ