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ムーアシロホシテントウ        

テントウムシ科

体長4〜5.5mm。
体は橙褐〜黄褐色で,口枝・触角・肢・体下も同色。
中胸後側板・前胸背斑紋・前角・上翅斑紋は黄白色。

上翅には,それぞれ6個の黄白色円紋が1・2・2・1の順で並んでいます。よく似たシロジュウゴホシテントウではこれが会合戦に沿って直線状に並ぶのに対して,本種では弧状に並んでいます。
本来,前胸背にも4個の黄白紋が並ぶようですが,この個体ではそれが薄く,不明瞭になっているようです。

食菌性ということですが,今回はコケの生えた石にとまっているのを見つけました。

本州と九州に分布しており,広島県ではほぼ全域に生息しているようです。

写真はいずれ2023/10/29
一番組採集個体

体長4.5〜6mm。
体は明赤褐色〜黄褐色。
前胸背・上翅斑紋・外縁は白色。
上のムーアシロホシテントウとよく似ていますが,各上翅には白斑が前から1・3・2・1個の順で合計7個で並んでいます(写真中段)。
本種には暗色型,紅型と呼ばれる色合いがまったく異なる型もあるようです。
食性については図鑑には載っておらず,ネット情報ではムーアシロホシテントウと同じく「食菌性」というものや「クワキジラミの幼虫などを食べる」というものなどがあります。
今回は自宅庭のセロリにとまっていましたが,花茎についたハナウドチビクダアブラムシを狙っていたかもしれません。

北海道・本州・九州に分布しており,広島県では広い範囲に生息しているようですが,福山市からはこれが初記録かもしれません。

写真は上・中2024/05/30
高浦

シロジュウシホシテントウ        

テントウムシ科