クチナガハリバエ
体長9~12mm。 雄(上・中段)では腹部が淡橙色で,背面の黒いすじがよく目立ちます。雌(下段)では全体が灰白色になります。 前胸背は灰色です。脚は淡橙色ですが跗節は黒くなります。 よく似た種との明らかな違いは,本種が長い(頭長の4倍以上)の口吻を持つことです。これを使って花の蜜を吸います。今回は隣家の畑でシソの花の蜜を吸っているところを見つけました。 ヤドリバエの仲間ですので,幼虫は他の昆虫に寄生して育ちます。本種はコガネムシ類の幼虫に寄生するそうです。 日本全土に分布しているようですが,広島県での記録はあまり多くありません。福山市ではこれが初記録ではないかと思われます。 写真は上・中段2021/09/11高浦 下段2021/09/24高浦 |
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