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コマルムネゴミムシダマシ             
ゴミムシダマシ科

体長約9mm。
体は黒〜黒褐色で,触角や肢等は褐色を帯びています。

ゴモクムシの仲間かと思い,詳しい人に尋ねたところ,コマルムネゴミムシダマシとの回答をいただきました。

ゴモクムシはゴミムシの仲間(オサムシ科)ですが,ゴミムシダマシ科との区別がなかなか判りません。肉食性のオサムシ科と植物植性のゴミムシダマシ科ですから大あごの形が違うはずですが,つい上から全体の姿だけ見て迷ってしまします。

本種にはマルムネゴミムシダマシという近縁種がいるようですが,そちらの方がやや大きく(10mmを超える),雄の前肢の脛節が膨らむという特徴があるようです。写真の個体が雄か雌か判りませんが,膨らんではいません。

全国の分布状況は判りませんが,広島県内での確認例は明らかに本種の方がマルムネゴミムシダマシより多いようです。

写真は
上2022/05/09枠田,
下同個体を後日自宅にて撮影