前翅長16mm。 前翅の付け根の方は広く黄褐色ですが,外側は暗くなり,前縁部と外横線の外側では暗紫灰色,外縁部はさらに褐色を帯びます。後翅は一様に黄色で,これが名前の所以でしょうか。 幼虫の食草はイラクサ科のヤブマオだそうです。 成虫は6〜9月に出現すると図鑑にはありましたが,今回は3月末に確認しています。異常な暖冬のせいなのでしょうか。 幼虫を見つけました。まさしくヤブマオの葉を食い散らしていました。体長は4〜5cm,橙黄色の地に黒い線が入り,上面には各節ごとに黒い点があって,何とも毒々しい感じがします(毒はありません)。 よく見ると,近くの葉の上には蛹が乗っていました。本当にキシタアツバになるか見たくて採集してきて待っています。楽しみです。 本州・四国・九州に分布しており,広島県では広く確認されており,今回も瀬戸川土手でたくさん見たのですが,愛媛県ではレッドリストに載せられているようです。 写真は 上2021/03/25元枝 中・下2024/09/30高浦 |
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