キンモウアナバチ
体長20〜30mm。 体は黒色で,前伸腹節(くびれの前)に黄金色の長い毛が生えています。 翅は濃褐色です。 写真は雌ですが,雄ではこの金毛が白っぽく銀毛と言った方が似あうようです。 雌は地中に穴を掘り,キリギリス科(図鑑にはクダマキモドキと特定してありました)の昆虫を狩って引き入れます。そして,そこに卵を産み付け,幼虫の餌とするそうです。成虫の餌は花の蜜や花粉で,今回はノブドウの花の上で見つけました。ほぼ同じ大きさのコスズメバチを追い払っており,気性はかなり荒そうです。 私の古い図鑑には,「本州南部から台湾まで分布する」とありましたが,近年本州の中部以北に分布をひろげつつあるようです。広島県では主に中部以南で確認されています。 写真は,いずれも2021/08/19毘治屋 |
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