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 キ ン バ エ                                                  

クロバエ科
体長6〜12mm。大きさの変異が著しいようです。

色彩も変異が大きく,一般には黄緑色ですが,中には黄赤色,青藍色のものなどもあるそうなので要注意です。

近縁のミドリキンバエとよく似ていますが,次に記したミドリキンバエの雄の両複眼が少し離れているのに対して,本種の雄では写真のように完全に接しています。

幼虫は動物の死体,人畜の糞,ゴミだめなどに発生します。今回も鳥の糞らしきものにたかっていました。

日本全土に生息しており,春秋に成虫が多く出現します。います。

写真はいずれも2022/11/03枠田
クロバエ科
体長6〜8mm。上のキンバエより小さめの個体が多いということでしょうか。

一見しただけでは区別はつきません。今回も,とりあえず撮影した写真を拡大してみて複眼の間(矢印の部分)が少し離れていることに気づきました。ただ,図鑑には「鱗弁は白色」と書いてあるのですが,そこはこの写真ではわかりません。

日本全土の平地の人家周辺にきわめて普通で,幼虫が動物の死体,人畜の糞,ゴミだめなどに発生することもキンバエと同じです。ただ,キンバエが春秋に多いのに対して本種は盛夏に多く出現するようです。

写真はいずれも2023/06/03元枝

ミドリキンバエ