キイロテントウ          

テントウムシ科
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体長約4.5mm。

体は黄色で頭胸背は黄白色。口肢・触角・体下は淡黄褐色。

前胸背に2つの黒紋があって,これが眼のように見えますが,前胸の下に頭が引っ込んでいてそちらに本物の眼があります。

ナミテントウやナナホシテントウなどがアブラムシを食べて農業の益虫になっていることは有名ですが,本種は植物の葉に寄生するうどんこ病菌などの病原菌を食べて,農業の役に立っているそうです。上の写真はノイバラの葉にとまっているところですが,キイロテントウの下側に白いうどんこ病菌のようなものが見えます。うどんこ病は梅雨時に出てくることが多いので,その時期に本種もよく見られると思われます。

本州・四国・九州に分布し,広島県ではほぼ全域で確認されています。




写真はいずれも2021/05/15枠田