カラスヨトウ
前翅長19〜21mm。 胸背および前翅は暗い光沢のある黒褐色でやや紫色を帯びて見えます。まったく無紋です。 後翅は見えませんでしたが,にぶい橙褐色で,前縁から前縁角にかけて灰褐色を呈するとのことです。 幼虫はヤブカラシ,イタドリ,バラ,ノササゲ,タンポポ,セリ,アサなどを食べる広食性です。越冬は成虫で行い,6月〜9月にかけて2回羽化するようです。実際に見てはいませんが,近縁のオオシマカラスヨトウなどとともに樹液の出ているコナラの幹にとまっていましたので,樹液を吸うのだと思います。 北海道・本州・四国・九州に分布し,広島県内ではほぼ全域に生息しています。 写真はいずれも2019/03/31志田原 |