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ミズカマキリ        

タイコウチ科

体長40〜45mm。
カマキリの鎌(前脚)と同じような前脚をもち,水の中に生息しているのでミズカマキリです。
腹部末端から伸びる呼吸管がとても長くて,雄では体長より長く,雌でも体長とほぼ同じです。
池沼の浅い場所にすみ,小魚やオタマジャクシなどを鎌で捕えて汁を吸います。
今回は山北のFさんより写真を提供してもらいましたが,防火水槽の中にいたそうです。
北海道・本州・四国・九州に分布し,広島県内でも広く生息しています。

写真は,2023/09/21長和地区    
        

体長24〜32mm。
上のミズカマキリより少し小形なのでヒメミズカマキリです。
両種の見分け方ですが,大きさが明らかに違いますが,それ以外でいうと,腹部から伸びる呼吸管の長さが,本種では体長の約2/3しかありません。
今回は水の中ではなく,公園のトイレで見つけました。夜間の明りにひかれて飛んできたと思われます。

北海道・本州・四国・九州,広島県内でも広く生息していると思われますが,ミズカマキリより確認例は少なく,福山市ではこれが初記録かもしれません。

写真は,いずれも2022/07/29小立    
        
タイコウチ科

ヒメミズカマキリ