ハスジゾウムシ
体長14mm内外。 体は黒色で,触角・跗節は赤みがあります。体表には白色の毛をまとい,上翅ではそれが短い部分に地の色が出て,「ハ」の字を2つ逆さにした模様を作ります。これが「ハスジ」の名前の由来なのでしょうか。 上のハスジカツオゾウムシとよく似ていますが,こちらがやや大きく色が白っぽいです。 幼虫はキク科植物の根を食べるということですが,今回はクワの葉の上にいるところを発見しました。 分布域は本州だけのようで,広島県でも確認例は多くはなく,広島県東部では初記録ではないかと思われます。 写真は,上2020/05/06猪之子 |
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カツオゾウムシ
ハスジカツオゾウムシ
体長11mm内外。 黒色ですが,白色の毛があるため,真っ黒には見えません。 上翅に下のハスジゾウムシと同じような「ハ」の字を逆さにした模様があります。 よく似ていますが,こちらがやや小さくてカツオブシのように色が濃くなっています。 幼虫がキク科植物の根を食べるようで,今回はヨモギの葉の上で見つけました。 本州・四国・九州に分布し,広島県内でも全域に生息しているようです。 写真は,いずれも2018/6/2一番組 |
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体長10~12mm。 背面は赤っぽい色をしています。 実は本来黒色なのですが,橙褐色の粉をつけているらしく,粉がとれることも多いらしいです。 タデ科植物を食べるそうで,イタドリなどに多く見られるらしいですが,今回はミゾソバの葉を食べているところを発見しました。 写真はいずれも2015/05/10昆冶屋 |
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