ハネナガイナゴ
コバネイナゴ
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体長(翅端まで)雄36、雌43mm内外。 頭部の眼の後ろから胸部、前翅のたたんだ側面に太く黒い腺が目立ちます。下記のコバネイネゴによく似ていますが,よく見るとコバネイナゴの翅が腹端よりやや短いのに対して、本種では腹端より長いことで、区別がつきます。 イナゴ(稲子)の名の通り、イネの葉をよく食べ、下の写真のように群れています。ただ、イネしか食べないというわけではなく多種の植物の葉を食べるそうです。 本州中部以南に分布し、水田で多く見られます。 瀬戸町でも各所の水田で見ることができます。 写真いずれも2014/08/13志田原 |
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体長(翅端まで)雄25〜27mm、雌25〜32mm。 これも上記のハネナガイナゴとよく似ていますが,体の下半分の色が黄色みが強いですね。 写真を眺め,「もしかしたら別種かも?」と思って図鑑を見ていたら,イナゴモドキという種に行き当りました。前胸背板側縁から前翅基部〜中央に明瞭な黒色線状紋があるというところが見分けるポイントのようです。 食草はイネ科,カヤツリグサ科およびマメ科のヤブマメなどです。 北海道から九州まで分布し、どちらかといえば山地に多いようです。広島県でも沿岸部での確認はないようで,福山市からはこれが初記録かもしれません。 写真いずれも2025/09/09高浦 |
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体長雄16〜34mm、雌18〜40mm。 上記のハネナガイナゴとよく似ていますが,横からの写真を見比べると,翅の長さが明らかに短いことがわかります。 ハネナガイナゴ同様,イネ科植物が主食ですが,こちらの方がより広食性でシュロ, スギナ,ショウブ,オオバコ,チドメグサ,クズ,シロツメクサ,ハコベ,ツユクサ,カタバミなど(他にも多種類)の植物を食べることが確認されています。 北海道から九州まで分布し、広島県では広い範囲に生息しています。 ハネナガイナゴに比べ,水田以外の場所でもで見ることができます。 写真いずれも2019/10/19高浦 |
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イナゴモドキ