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ハネナガイナゴ               

バッタ科

体長(翅端まで)雄36、雌43mm内外。
頭部の眼の後ろから胸部、前翅のたたんだ側面に太く黒い腺が目立ちます。下記のコバネイネゴによく似ていますが,よく見るとコバネイナゴの翅が腹端よりやや短いのに対して、本種では腹端より長いことで、区別がつきます。

イナゴ(稲子)の名の通り、イネの葉をよく食べ、下の写真のように群れています。ただ、イネしか食べないというわけではなく多種の植物の葉を食べるそうです。

本州中部以南に分布し、水田で多く見られます。

瀬戸町でも各所の水田で見ることができます。

写真いずれも2014/08/13志田原
        
 

コバネイナゴ               


体長(翅端まで)雄28〜34mm、雌40mm内外。
上記のハネナガイナゴとよく似ていますが,横からの写真を見比べると,翅の長さが明らかに短いことがわかります。

ハネナガイナゴ同様,イネ科植物が主食ですが,こちらの方がより広食性でシュロ,
スギナ,ショウブ,オオバコ,チドメグサ,クズ,シロツメクサ,ハコベ,ツユクサ,カタバミなど(他にも多種類)の植物を食べることが確認されています。

北海道から九州まで分布し、広島県では広い範囲に生息しています。

ハネナガイナゴに比べ,水田以外の場所でもで見ることができます。

写真いずれも2019/10/19高浦          
バッタ科