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ハネナガヒシバッタ        

ヒシバッタ科

体長(翅端まで)14〜19mm。
灰色で,上から見ると菱形をしており,腹部の末端より翅の方が細く長く伸びています。

体色には変異が多いようで,上の個体のように背中に幅広い白い帯状紋がある個体から,中の個体のように白い部分がほとんどないものまでいます。

葉の上に乗ってくれれば,その存在がよくわかりますが,下の写真のように土の上に降り立つと動いてくれなければ気がつきません完全に保護色になっています。

日本全土に分布し,畑地や湿地に普通に生息します。












写真は上,下2019/07/05高浦下
     中2018/06/24猪之子
    
 

ハラヒシバッタ         

体長7〜11mm。
色や模様はハネナガヒシバッタによく似ていますが,翅の長さが明らかに短く,後肢より後ろに伸びていません。上から見ると,まさにひし形です。本種も色彩や模様には変異が多いそうです。

ヒシバッタの仲間はよく似ていて同定するのは難しいそうですが,ネット上の写真を見て姿形が最も近かったのでハラヒシバッタとしました。

翅は残っているそうですが,空中を飛ぶことはなく,地面をピョンピョン跳ねて移動するようです。腐った植物の葉やコケ,藻類などのようです。

日本全国に分布し,広島県でも各所でで確認されています。

写真はいずれも2019/10/19高浦
    
ヒシバッタ科