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アサギマダラ                 

タテハチョウ科

大型で美しいチョウです。表は淡い水色(あさぎ色)で前翅では前縁部〜外縁部を中心に黒色,後翅は前縁部〜外縁部にかけて赤褐色で,裏面も同様です。胸部は黒い中に白い斑点が目立ちます。

沖縄から関東まで生息しますが,長距離の渡りをすることが有名で,沖縄の方から本州まではるばる飛んできたのが確認されています。

夏には高山で見かけることが多いのですが,秋になると南に向けて移動するため,このあたりの低地でも見かけることができます。

瀬戸町で観察できるのは,ほぼ秋だけです。彦山などの自然が残されている場所でヒヨドリバナの蜜を吸っているの(写真下)を何回か確認しています。津之郷の「弘法さん」付近では成虫がよく蜜を吸うフジバカマを植えてこのチョウを集めています。

幼虫の食草は,カモメヅル,キジョラン等だそうです。瀬戸町ではこれらの食草はまだ確認していません。

写真はいずれも2014/9/23彦山