アルファルファタコゾウムシ
体長5〜6mm。 背面は茶褐色で,前胸背から,上翅にかけて,太い濃褐色の縦筋が見られます。 ヨーロッパ原産で日本国内では1982年に福岡県と沖縄県で初めて確認されたそうです。広島県では1997年に初めて確認され,2000年代に入ると各地から報告されるようになっています。今では全国に分布域をひろげているようです。 「アルファルファ」とは,マメ科の牧草「ムラサキウマゴヤシ」のことで,シロツメクサやレンゲなど,広くマメ科の牧草を食害するようです。さらに,マメ科以外のキュウリやメロン,ナス,タマネギなどへの食害も確認され,危険視されるようになりました。今では,日本の侵略的外来種ワ−スト100にも選ばれるほどです。対策として天敵のヨーロッパトビチビアメバチが導入されているそうです。 夏は樹皮や石の下,建物のすき間などに隠れて夏眠するとのことです。今回は我が家の庭の隅に積んだ枯草の下から見つけました。 写真は,いずれも 2023/09/13高浦採集個体 |
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