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アメリカミズアブ       

体長10~20mm
体は黒色。頭は幅広く,触角はハエの仲間にしては長いです。腹部第2節は雄では1対の白色半透明斑,雌では前縁に1対の三角形の黄褐色斑を持ちます。雌では第2~第4節の後縁両側に銀灰毛斑を,雄では第3,4節の同じ部分に銀白色の毛斑を持ちます。翅はすす色で末端は淡くなっています。
長い間ハチの仲間だと思い,探していましたが,横からよく見ると平均棍(退化した翅の痕)が見えました。ハエ目の中から探してアメリカミズアブにたどり着くことができました。
1950年頃日本に入って来たようです。コンポストなどによく発生するらしく,おそらくこの個体は我が家のコンポストで育って家の中に入り込んだのでしょう。
本州~沖縄に分布し,広島県でも広い範囲で確認されています。

写真はいずれも2021/08/24高浦    
    

ルリミズアブ       

ミズアブ科
体長11~15mm
体は青黒色ですが,腹部は黄銅色を帯び,金属光沢に富みます。
最初は,上記のアメリカミズアブかと思いましたが,よく見るとこちらは触角が短く,翅は後半部分だけが色濃くなっています。別種だと気づき改めて図鑑を見直し,ルリミズアブにたどりつきました。
その他には,脚の色が違います。アメリカミズアブでは跗節だけが白くなりますが,本種は脛節以下が黄褐色になっています。

日本全土に分布し,広島県でも広い範囲に生息しています。
10月~11月に多いということも特徴の一つです。

写真はいずれも2022/11/07福井八幡    
    
ミズアブ科