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アメンボの仲間たち    

アメンボ科
 ア メ ン ボ

体長11〜16mm。

池や川に最も普通なアメンボで,ナミアメンボと呼ばれることもあります。

触角の長さが体長の半分以下で,その第1節が第2・3節の合計より長く,かつ前脚の先端の節がそのすぐ次の節より長いなどの特徴で見分けます。

写真はいずれも
2019/06/04高浦
 
 シマアメンボ

体長6〜7mm。
体が他のアメンボ類のように細長くなく,丸みを帯びています。胸部背面には黄色地に黒い斑紋があります。
成虫になっても翅のないタイプが普通ですが,まれに翅のある長翅型が出現することがあるそうです。
流水性で,山間部の河川や小川,水路の流れが緩やかな場所に多いようです。今回見つけたのは,山中のため池の水が流れ出た水路,および谷川でした。

北海道〜奄美大島に分布しており,広島県でもほぼ全域に生息していると思われますが,福山市からはこれが初記録かもしれません。

写真は
上2025/08/30グリーンライン下の谷
下2025/08/12志田原 
コセアカアメンボ

体長11〜16mm。

他のアメンボ類に比べ明らかに背中の色が違います。赤っぽいですね。

池沼,水たまり,河川のよどみに生息し,やや薄暗い所を好むが開けた場所にも見られるということです。
今回は川の中州にできた小さな水たまりで見つけました。

写真はいずれも2025/04/19
グリーンライン下の谷 
 ヒメアメンボ

体長8.5〜11mm。

黒色の小型種で,アメンボとは明らかに違うとわかるのですが,正確には触角の違いで見分けます。
ヒメアメンボ属では触角の第1節の長さが第2節と第3節を足した長さより短いのですが,アメンボ属は第1節の方が長いということです。

池沼・水田・たまり水・流水など,いたる所の水域に発見される普通種で,早春から活動を始めるということです。3月半ばに見つけたこともあり,ヒメアメンボとしました。

写真はいずれも
2020/03/18志田原
 
 オオアメンボ

体長19〜27mm。

国内のアメンボ中最大です。脚や触角も長くて,他のアメンボ類とは簡単に見分けがつきます。

池沼や流れの緩やかな小川などに生息し,他の昆虫の体液を吸います。

写真はいずれも
2019/05/06志田原