サギの仲間
コサギ 全長61cm。全身が白くて、くちばしは長くて黒い。脚も黒いが足指は黄色い。 「しらさぎ」と呼ばれるサギの仲間ではもっとも普通に見られます。 留鳥で、川や水田、池などで魚、カエル、甲殻類などを捕って食べています。片足で水の中をゴソゴソさぐり、獲物を追いだしてとるという芸当ができます。水面が光を反射して見にくいときには翼で日よけを作ってやります。 瀬戸町内でも繁殖しており、最も大きいコロニー(さぎ山)は瀬戸池の林でしょう。 写真は上2010/12/27、2010/12/19 いずれも瀬戸川(元枝) |
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ダイサギ 全長99cm。 コサギに比べると遙かに大きく、「しらさぎ」類の中でも最も大きい種です。また、冬期にはくちばしが黄色く、足先まで黒いので、コサギとは容易に区別できます。 留鳥で年中見られますが、コサギに比べるとその数は多くはありません。それでも、瀬戸川を散歩していると結構見かけます。 餌はコサギとほぼ同じだと思います。 チュウサギという、本種とコサギの中間の大きさで、くちばしの黄色い種がいますが、夏鳥なので冬にくちばしの黄色い「しらさぎ」を見たら本種で間違いないでしょう。 写真はいずれも2010/1/17瀬戸川(元枝) |
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アマサギ 全長約50cm。 コサギよりやや小形です。雄の夏羽では頭部とくび,背に橙黄色の飾り羽が出てきて美しいです。 雌にはその色は出ず,コサギと紛らわしいですが,嘴が橙黄色で,足の先が黒いことで見分けがつきます。 1900年代には,毎年田植え後の田んぼで見かけていましたが,近年ほとんど見なくなっていました。今回,久しぶりに約20羽ほどの群れを見つけ撮影することができました。 写真はいずれも2022/07/06高浦 |
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アオサギ 全長93cm。ダイサギよりやや大きめで、日本のサギの仲間では最も大きいようです。頭頂と首は白く、背中は青灰色で、額の両側から目の上を通り後頭でつながる黒色帯があります。黒色帯は後頭で冠羽になっています。 留鳥で、瀬戸町には一年中います。コロニーを作って繁殖もしています。 餌は他のサギと同じです。瀬戸町以外のところで、大きいウシガエルを飲み込もうとしているのを見たことがあります。 写真はいずれも2011/02/06瀬戸川(元枝) |
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ゴイサギ 全長57.5cm。上記3種と比べ、首が短く、ずんぐりとした形です。 成鳥では頭上と背は青黒く、後頭から白い冠羽が出ており、目が赤色です。本種によく似たササゴイでは目が黄色です。 幼鳥(写真下)の体は褐色で黄白色の斑点があり、目は黄色です。 活動は主に夜で、夜間グワッ、グワッと鳴きながら飛ぶため「夜ガラス」と呼ばれることもあるそうです。夜中のうちに養魚場の魚が食べられるという被害を聞いたことがあります。 留鳥で、県内ではサギ類の中では最も生息数が多いといわれますが、瀬戸町ではあまり多くは感じません。おそらく昼間あまり活動していないからだと思います。 写真は上2011/2/13、下2008/12/27 いずれも河手川(山北) |
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