オオトラノオゴケ
大形で,二次茎(写真中段の茎)は立ち上がって,長さが5〜10cmになります。上部で多くの枝を不規則に出し全体がやや樹上になります。 似たような種がありますが,下段の写真に見られるように,「葉の中肋背面に少数の歯があり,葉先付近のふちには大きな葉が並んで,葉身中部の細胞の形が長菱型〜六角形」にあてはまると思ったので,オオトラノオゴケとしました。 凾ヘまれだそうですが,赤褐色の剳ソを持ち,蓋に長いくちばしのある胞子体がついていました。 山地の岩上に群生すると図鑑には書いてありますが,今回は山中の日当たりの悪いコンクリートの壁にびっしりとついていました。 分布域は北海道から九州までです。 写真は上2020/02/08彦山, 中,下2020/02/09採集個体を自宅にて撮影 |
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