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ナガヒツジゴケ    

地上,岩上,腐木上などに緑色〜黄緑色の大きく柔らかいマットを作ります。
ヒモヒツジゴケやケヒツジゴケとよく似ていて確信が持てないので,「?」を付けています。
本種はケヒツジゴケに比べると葉が小さく枝葉(中段)の長さが1mm強,,茎葉は3mm弱でした。
ヒモヒツジゴケでは,枝葉は茎葉に似て深くくぼむようですが,本種ではほとんどくぼんでいません。
ヒモヒツジゴケおよびケヒツジゴケでは中肋が葉長の1/2とのことですが,本種では1/2〜2/3長のものが混じっていました。
枝葉の葉身細胞は長い紡錘形〜線形で長さが60〜70μm,幅約5μmでした。ヒモヒツジゴケに比べると細いと思います。
北海道〜九州に分布していて,ごく普通に見られるようです。今回はため池の排水溝の底(水は流れていませんでした)コンクリート上に生えていました。
写真は
上2023/12/04猪之子
その他は自宅で顕微鏡撮影
    
アオギヌゴケ科