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コケ・地衣一覧へ 

茎は長さ12cmまで達しますが,見かけ上二叉状に分かれて伸びます。腹面から鞭枝と呼ばれる,一見根のような枝をたくさん出しています。

葉は倒瓦状に密に重なり,やや内曲しています。長さは2.5〜3.5mmで先端に3歯があります。

腹葉は茎に接してつき,円状方形で,扁平,先端が重鋸歯状になっています。よく似たコムチゴケでは,全縁ないし鈍波状です。また,本種の腹葉の細胞はほとんど色が無く,透明ですが,コムチゴケの腹葉は全体が緑色です。

本州〜沖縄の低地の林床,岩上,樹幹上に生えます。

写真1段目は2025/12/22瀬戸池南側林中
    

ムチゴケ    

苔類 ムチゴケ科