カモジゴケ
茎は高く,2〜7cm。褐色の仮根を多数つけます。 葉は密について,乾くとしばしば同方向に鎌状に曲がります。葉の長さは7〜10mmで葉身条斑部の縁には歯があります。中肋は強く,葉の先端まで達し,上部背面に2〜4列の鋭歯のある薄板を持つことが多いそうです。 また,上部の葉身細胞は長くて菱形〜楕円形になります。 カモジとは「髢」あるいは「髪文字」という字を当てるようですが,日本髪を結うときに地毛が足りないところに添えた髪のことだそうです。今でいえばエクステンションのようなものでしょうか。 シッポゴケとよく似ています。シッポゴケはこれよりさらに大きく,乾いたときに葉が一方になびかず,茎に直角に近い角度で広がります。 写真は,上・中2020/11/09彦山 |
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