ギン ゴ ケ
小型で、白緑色。茎は細くて、長さ5〜10mm。 葉は、瓦が重なるようにつきます。1枚1枚は、長さ0.5〜1mmで広卵形〜ほぼ円形で、深くくぼみ、先端は急に細くなっています。葉の上半部の細胞には葉緑体が無く、乾くと白く見えます。このため、群落全体が銀色に見え、名前の由来となっています。 日当たりのよい岩上、コンクリート上などに生え、瀬戸町の町中で最も普通なコケと言っていいでしょう。 世界中のいたるところに生え、南極まで分布しているそうです。 写真は上2014/2/2高浦 中、下はいずれも2014/2/23下郷 |
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こちらも,上と似たような場所に生えていますが,上2種より少し湿り気があるところに生えるという印象です。(褐色がかっているのはハマキゴケです。) 肉眼でハリガネゴケとの見分けはつきません。ルーペで見ると葉の中肋がハリガネゴケほど突出していないことがわかります。また,葉の間に無性芽がたくさんつくのも本種の特徴です。 さらに顕微鏡で見ると,ハリガネゴケと違って葉のふちに舷(げん)というふちどりがないことも判ります。 めったに凾ヘつけないそうですが,今回は凾見つけました。 世界中に分布しています。 写真は 1,2段目2023/01/27高浦 3,4段目は自宅にて顕微鏡撮影 |
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ギンゴケと同じような場所に生えていますが,こちらは乾いても白っぽくなく,ほぼ緑色です。 小型で茎の長さ2〜2.5mmほど。 乾くと,葉が茎に接して強くねじれます。 水を吸って広がった葉は倒卵形で先は急に細くなり,中肋が先に突出します。 岩上、木の根元,朽木,屋根,コンクリート上などに生え、瀬戸町の町中でギンゴケと並ぶ普通種です。 世界中に分布しています。 写真は1,2段目2019/01/06元枝 3段目2019/04/08奥江 4段目左右は採集個体を自宅顕微鏡で撮影 |
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ホソウリゴケ