トップページへ

コケ・地衣一覧へ 
地衣類

ウメノキゴケ                         

 ウメノキゴケ科
 比較適明るい場所の木の幹や枝,石垣などに生えます。
 直径20cmほどに達する大型の葉状地衣で,ほぼ円形の輪郭がはっきりしています。裂片は幅約1cmで先端は丸くなっています。
 地衣体表面は灰白色で,中央部では顆粒状ないし円筒状の裂芽が密生していますが,周辺部にはありません。裏面の周囲は淡褐色で偽根はありませんが,中央部は黒色で偽根がまばらにつきます。
ウメノキゴケと言いますが,梅の木以外の様々な樹木によく着生し,岩石の上にも生えます。
共生藻は緑藻です。
関東以西の低地に分布し,二酸化窒素などの大気汚染物質に敏感で,都市部にはあまり生えないようです。

写真はいずれも2020/02/03西グラウンド