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ト ウ ゴ マ
トウダイグサ科     

高さ1〜2mになるアフリカ原産の一年草。
熱帯では常緑となり、高さが6m以上になることもあるようです。 

葉は互生、直径30〜50cmにも達する大きさで、5〜11の裂片に掌状に切れ込みます。

花は茎の先端に総状花序を出し、上部に雌花、下部に雄花がつきます。

果実は直径1〜3cmの球形で、軟らかく長いとげにおおわれています。熟すと乾いて割れ、3個の大きな種子を出します。
この種子は30〜50%の油を含んでいて、これから、下剤として使われるヒマシ油が作られます(本種は別名ヒマとも言います)。現在ではこの油は下剤としてよりは工業用によく使われているそうです。

日本には中国経由で9世紀頃に渡来したようですが、野生状態になったものがゴミ捨て場や道端、荒地などに見られるそうです。赤い果実が美しいので鑑賞用に植えられることもあるようです。今回は、元枝の瀬戸川土手に生えているのを見つけました。おそらく誰かが植えたものでしょう。

花期 夏

写真はいずれも2021/10/16元枝