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タデ科 ソバカズラ属
 
中国原産の多年草。つる性で他の樹木などに絡んで伸びます。上の写真は柿の木のてっぺんで開花している様子です。

名前はツルドクダミですが,ドクダミの仲間ではありません。葉は長さ3〜7.5cmの卵形で先が尖りますが,その形がドクダミの葉に似ているというだけです。実はイタドリに近縁の植物で,花の様子はイタドリそっくりです。

イタドリは雌雄異株ですが,本種は雌雄同株で,一つの花序に雄花と雌花が混じって咲きます。花の色は緑白色で,ときには紅色かかることもあるようです。

江戸時代に薬用として入ったものが各地で野生化しているとのことです。本種の塊根(いも)を乾燥したものを「カシュウ」というそうです。薬効は「血中コレステロール低下,血糖降下,感染症予防」などがあるようで,現在でも生薬として利用されているそうです。

花期8〜10月

写真はいずれも2021/10/01志田原
    

ツルドクダミ