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レモンエゴマ     

 
 
 日本で古くから栽培されるエゴマによく似ていて,レモンの香りがすることから名付けられたようです。
高さは20〜70cmの1年草で,山地の林沿などに生えます。
青じそによく似ています。それもそのはずシソとは同種で変種に当たります。ただし,葉をもんでもシソとは臭いが明らかに違いました。レモンの香りもあまり感じなかったのですが・・・・。
葉は長さ7〜12cmの葉柄があり,卵形〜広卵形で長さ7〜12cm,鋸歯があります。脈上には軟毛が生え,裏面には香りを出す腺点があります。
花は淡紅色といってもかなり薄かったです。がくには,写真のような長い毛が生えています。花期8〜10月
写真は左上2016/10/01,他2018/10/13いずれも彦山 

エゴマ


上に書いたエゴマがこれです。青じそにそっくりです。
自宅庭に植えた青じそと比べたのが下段の写真ですが,エゴマの葉は青じそに比べると厚みがあり,色が濃いです。青じその葉の方は薄いため縁が波打つことが多く,鋸歯がやや大きく,先端が尾状に伸びることが多いようです。
決定的に違う所は臭いです。エゴマにはシソ特有の臭いがありません。だから刺身のつまには使えません。
レモンエゴマとは茎や葉柄に紫色がつかないことで区別できます。
花は終わっていて確認できませんでしたが,白色のようです。

古くから,種子からエゴマ油を採るために栽培されたきました。今回見つけたのもその名残で生えたのでしょう。

写真は2024/10/29小立

青じそ

エ ゴ マ     

シソ科     シソ属
シソ科     シソ属