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ヒトリシズカ    
                   

センリョウ科  チャラン属
山野の林内や草地に生える高さ10〜30cmの多年草。

2対の葉が十字型に対生していますが,節間がごく短いため,四枚の葉が輪生しているように見えます。

葉の中心から白い花穂を1個(まれに2個)伸ばします。そのたたずまいを,源義経の愛妾である静御前の姿に例えて名付けられたようです。

この花には花びらがありません。下の写真を見るとわかりますが,1つの花のように見えているものは,いくつかの花の集合体で,本来の1つの花は,小さなとっくりのようなめしべ1本とその下の3本のおしべから成ります。おしべの白い部分が花糸(おしべの柄)で,その根元に黄色い葯(花粉の入った袋)がついています。

花期4〜5月
写真はいずれも2020/03/31志田原