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ハコベの仲間  

ナデシコ科 ハコベ属

ハコベの仲間は瀬戸町内に4種生えています。
並べて見比べてみたいと思います。

ハコベ

いたるところに生え、高さ10〜30cmになる1〜2年草。

瀬戸町では畑の周辺、川土手などによく見られます。

葉は対生し、長さ1〜3cm、幅0.6〜2cmの卵形です。

萼片が花弁よりやや長くなっています。花弁は5枚ですが、基部近くまで深裂するので10枚のように見えます。雌しべが3本、雄しべが4〜10本です。

花期3〜9月





写真はいずれも2010/11/13高浦
 
 コハコベ

ハコベと同じような所に生えていて、また、よく似てもいますが、全体にやや小型で茎が暗紫色を帯びています。

雌しべが3本はハコベと同じですが、雄しべの数は1〜7本のものが多いそうです。

花期3〜9月










写真はいずれも2008/04/04高浦 
 ノミノフスマ

畑の縁や荒れ地などに生える高さ5〜30cmの1〜2年草。

瀬戸町では水を入れる前の春の水田で普通に見ることができます。

全体に無毛。葉は長さ1〜2cmの長楕円形で上記2種とは明らかに違います。

花弁は約7mmで萼片より長くなっており、これも上記2種とは違います。
花期4〜10月







写真はいずれも2010/03/20高浦 
 
 ウシハコベ

ハコベに比べて大きいことを牛にたとえたようです。

山野に多い高さ20〜50cmになる2年草または多年草。瀬戸町内でも少し山に入ったような所に生えています。

葉は2〜7cmの卵形と図鑑にはありますが、少し細長く尖った感じです。

前3種との明らかな違いは雌しべの数が5本あることです。 

花期4〜10月




写真は左2010/10/23、
右2009/05/31いずれも一番組