ヤマノイモ
ニガカシュウ
山際の植物などに絡まって 生えるつる性の多年草。 瀬戸町内では山に入ると普通に見られます この植物の根茎はいわゆる自然薯(じねんじょ)で食用とされますが,地下深く伸びるため,傷つけずに採取するのはなかなか難しいです。 葉は対生で,その葉腋にはムカゴを作り(写真右下),これもイモ同様に食べられます。 雌雄異株で雄花序は上向きにつき,花は白い。雌花序は下に垂れ下がり,やがて翼のある果実となります。似たような仲間も多いので比べてみます。 花期7〜8月 写真左上、左下2009/08/23彦山 右下2008/11/02一番組 |
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ヒメドコロ
山野に普通に生えるつる性の多年草。 葉は互生。長さ5〜12cm,幅3〜6cmの三角披針形。 雌雄異株で,むかごはできません。雄花序,雌花序とも垂れ下がります。花の色は雌雄とも白いです。 根茎は,苦くないので食用にできるそうです。 写真はいずれも2016/09/11一番組 |
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カエデドコロ
山際の植物などに絡みついて生えるつる植物。 だいたいヤマノイモと同じような所に生えています。 葉の形がカエデに似て掌状に3〜9裂しているのがポイントです。 葉の基部には1対の小突起があります。 雌雄異株でムカゴはできません。 雄花(写真右上)には短い花柄がありません。 雌花はやがて翼のある果実に成長します。(下)。 花期7〜8月 写真は左上2008/06/14 右上、左下2009/08/23 右下2009/09/13 いずれも一番組 |
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ナ ガ イ モ
中国原産のつる性の多年草。 食用に栽培されていたものが、野生化したものと思われます。 瀬戸町内では各所で見つけることができます。 ヤマノイモに比べて茎や葉柄が普通紫色を帯びていて葉はやや厚いです。むかごはできます。 花期7〜8月 写真2008/05/25高浦 |
山野に生える多年草。 瀬戸町内では一番組の川土手で確認しました。 葉は互生、円心形で先は急に尖ります。両面に毛はありません。 葉の脇にむかごができます。 雌雄異株ですが、普通見られるのは雄株で雌株は滅多にないそうです。よってヤマノイモのような果実をつけている個体を見ることはほとんどできません。 写真は2008/08/03一番組 |
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