トチカガミ科の水草3種
池や流水中に生える日本在来の水草。 今や下記2種の外来種に追われ極端に減っています。 茎は水中に長く伸び、長さ1〜1.5cmの線形の葉を5〜7個ずつ輪生します。葉の縁に鋸歯あり。 雌雄異株。水媒花といい、雄花は成熟すると水面に浮き、花粉が水に流されて雌花の柱頭に着きます。 花期8〜10月 写真2010/09/20志田原 |
北米原産の水中に生える多年草。1961年に琵琶湖で発見されたそうですが、琵琶湖からのアユの稚苗の放流に伴い全国に広まったと考えられています。 上記2種に比べ小さいのですぐに見分けがつきます。 輪生する葉は3枚。1枚が長さ1cm程度で縁に鋸歯がある。 日本では雄株のみ。 花期 不明 写真2010/09/20高浦 |
アルゼンチン原産の水中に生える多年草。 熱帯魚店で「アナカリス」という名で販売されています。理科の実験等にも利用されるため、そのような所から逃げ出したものでしょう。今ではクロモよりはるかに多いです。 クロモに比べ茎が折れにくい、葉に鋸歯なし、輪生する葉が4〜5枚と少ないなどで見分けます。日本には雄株しかないそうです。 花期6〜10月 写真2010/9/11高浦 |